肛門科ってどんなところ?初めての方のための安心ガイド

お尻のトラブルはデリケートで、誰にも相談できずに我慢してしまう方が少なくありません。

「こんなことで病院へ行ってもいいのだろうか」「診察は痛くないか」と不安に感じるのも仕方がないでしょう。

そこでこのコラムでは、肛門科がどんなところなのか、受診の流れや治療の実際まで、初めての方にもわかりやすくお伝えします。

少しでも安心して受診いただけるよう、丁寧にご案内いたします。

肛門科とはどんな診療科?

肛門科は、肛門や直腸を中心としたお尻まわりの病気を専門に診る診療科です。

痛みや出血、かゆみ、しこりなど、日常生活で気になる症状を的確に診断し、適切な治療を行います。

主な診療対象疾患

肛門科で扱う代表的な病気には、痔核(いぼ痔)、痔瘻(あな痔)、裂肛(きれ痔)、肛門周囲膿瘍、直腸脱などがあります。

また、便秘や便失禁、肛門周囲の湿疹やかゆみといった症状も診療の対象です。

多くの場合、軽い症状のうちに治療を始めると、簡単に改善することが可能です。

他の診療科との違い

消化器内科や一般外科でも痔の治療は行われますが、肛門科は「お尻の専門医」として、より細やかな診察と治療を提供します。

触診や肛門鏡検査といった専門的な手技を得意とし、患者さま一人ひとりに合わせた治療プランを提案します。

 

どんな症状で受診すればいい?

「お尻がちょっと変だな」と感じても、受診をためらってしまう方が多いのが現実です。

しかし、早めに診察を受けることで、治療が簡単で済むケースがほとんどです。

受診を検討すべき症状

排便時に出血がある、肛門に痛みや違和感がある、お尻にしこりや腫れを感じる、かゆみが長期間続く、便が細くなった、便が漏れそうになる、といった症状が続く場合は受診をおすすめします。

特に、出血や痛みが1週間以上続く場合は、早めに専門医に相談することが大切です。

放置することのリスク

痔だと思い込んで放置していると、実は大腸がんや炎症性腸疾患が隠れていることもあります。症状が軽いうちに診察を受けることで、大きな病気を防ぐことができます。

恥ずかしさよりも健康を優先することが大切です。

 

受診から治療までの流れ

初めての肛門科受診は緊張するものですが、実際はとてもスムーズに進みます。

ここでは当院での一般的な流れをご紹介します。

受付と問診

受付で問診票をお渡しします。症状の経過や気になることを簡単に記入してください。

スタッフが優しく対応いたしますので、リラックスしてお越しください。

医師による問診と診察

診察室では、医師が症状について詳しくお伺いします。いつから症状があるか、どんなときに痛むか、出血の色や量など、遠慮なくお話しください。

診察では、まず視診で肛門の状態を確認し、必要に応じて指で触れる触診を行います。

必要な検査

触診で十分な場合もありますが、より詳しく調べるために肛門鏡検査を行うことがあります。

これは細い管を挿入して内部を見る検査で、痛みはほとんどありません。痛みが心配な患者さまには、麻酔クリームやジェルを使用して負担を軽減します。

また、必要に応じて超音波検査やCT検査も行います。

診断と治療の説明

検査結果をもとに、モニターで現在の状態を見ながら丁寧に説明します。

治療法は、生活習慣の改善と塗り薬・坐薬・内服薬の組み合わせから始め、必要に応じてゴム輪結紮療法や硬化剤注射といった日帰り治療、手術へと進みます。

患者さまの症状や生活スタイルに合わせて、最適な方法を一緒に考えます。

 

受診時の服装や準備について

診察のときにどんな服装で行けばいいのか、気になる方も多いと思います。

服装は普段着で大丈夫

スカートでもズボンでも問題ありません。

診察の際は専用のガウンにお着替えいただきますので、安心してお越しください。

下着や生理中の対応

診察のときだけ下着を脱いでいただきますが、紙製のショーツやタオルを用意しています。

生理中でも診察は可能です。ナプキンやタンポンをつけたままで結構です。

 

治療後の生活と再発予防

治療が終わっても、再発を防ぐための工夫が大切です。

日常生活での注意点

長時間同じ姿勢で座り続けることを避け、食物繊維と水分をしっかり摂るよう心がけてください。

トイレで強く力むのも禁物です。お尻はシャワーで優しく洗うと清潔が保てます。

再発を防ぐ習慣

便秘を解消するために、朝コップ一杯の水を飲む、ウォーキングを取り入れる、ストレスを溜めない、といった小さな習慣が効果的です。

体重管理も重要で、急激な体重増加は痔のリスクを高めます。

 

子どもから高齢者まで幅広い年齢層が受診しています

肛門科と聞くと大人の病気と思われがちですが、実は子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方が受診されています。

子どもの肛門トラブル

便秘による裂肛や、肛門周囲膿瘍が子どもにも起こります。

痛がって排便を我慢する悪循環を防ぐため、早めの受診が効果的です。親御さんと一緒に診察を受けられるので安心です。

高齢者の便失禁や直腸脱

加齢による筋力低下で便失禁や直腸脱が起こることがあります。

恥ずかしがらずに相談していただければ、生活の質を大きく改善できる治療が可能です。

働く世代に多いストレス関連の症状

長時間のデスクワークやストレスが原因で便秘や痔が悪化することも少なくありません。

忙しい毎日の中でも、少しの工夫で予防できます。

まずはお気軽にご相談ください

お尻のトラブルは、誰にでも起こり得る身近な病気です。

恥ずかしさや不安から受診を先延ばしにすると、症状が悪化したり、治療が大がかりになったりする可能性があります。

少しでも気になる症状があれば、ぜひ一度足をお運びください。あなたのお尻の健康を、私たちがしっかりサポートいたします。早めの受診が、快適な毎日を取り戻す第一歩です。

 

福岡市早良区でかかりつけ医を探している方は、のだクリニックへご相談を。

一般的な内科・消化器内科・外科診療のほか、日帰り粉瘤手術や肛門外科治療、内視鏡検査などにも幅広く対応しています。

のだクリニック

のだクリニックは、2024年、福岡市早良区飯倉に開院した消化器科・内科・外科のクリニックです。

消化器疾患やおなかの症状を専門に、風邪、生活習慣病、肛門病、消化器がんの相談まで幅広く対応。地域のかかりつけ医として、皆さまの健康を支え、生き生きとした生活をサポートします。

ご自身の健康状態や病気について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

住所:〒814-0161 福岡県福岡市早良区飯倉6-22-31

TEL:092-834-7220

 

この記事の監修医師

院長 医師 のだクリニック 院長 医師

院長 野田 尚孝(のだ なおたか)

経歴・資格・所属学会

  • 医学博士
  • 日本外科学会専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
  • 難病指定医
  • 福岡大学医学部臨床教授
  • 臨床研修指導医
  • 緩和ケア研修会修了
  • 日本栄養治療学会 Total Nutrition Therapy研修会修了

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クリニック紹介・アクセス

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